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児童や生徒によっては、「アカウント」や「パスワード」の概念を初めて学ぶ子どももいるでしょう。発達段階に応じて、アカウントやパスワードとは何か、他人に教えてはならないこと、自分でしっかり管理する必要があることを理解させるための工夫が必要です。
一つの方法として、アカウントを住所、パスワードを鍵に例えることが考えられます。家の鍵を他人に渡すことが良くないことは、低学年の児童であっても理解できるのではないでしょうか。
コンピュータやタブレットなどに保存した情報を見られてしまったり、サービスなどを勝手に使われてしまったりなど、パスワードを他人に教えた場合のリスクを指導することも大切です。コンピュータやタブレットはパスワードを使ってロックをかけておくことができますが、パスワードを教えるとロックが解除されてしまいます。また、インターネット上で使えるサービスはIDとパスワードでログインするものが多いですが、パスワードを教えると勝手に使われてしまうリスクについて教えておきましょう。
また、もし教えてしまった場合の処置についても事前に準備しておきましょう。家族以外の友達に伝えてしまった場合でもパスワードの変更が必要です。見られてしまった可能性がある場合には変更するように指導しておきましょう。
パスワードを安全に管理するには、リスクを抑えたパスワードを作成することが重要です。リスクを抑えたパスワードとは、他人に予測されにくくて、機械的な処理で割り出されにくいものを指します。機械的な処理で割り出すことができる「パスワードクラッカー」と呼ばれるツールが、インターネットなどで配布されているのはご存じでしょうか。
容易に予測されないためには、個人情報や英単語を使用しないこと、アルファベットと数字の両方を使用すること、適切な長さにすることなどが必要です。
パスワードを安全に管理するには、パスワードの保管方法に気をつけることも大切です。他人に教えないことが、基本的な方法ですが、自分で忘れないようにメモした場合は、他人に見られないようにすることも指導しましょう。
パスワードを安全に管理する方法としては、パスワードを複数のサービスで使いまわさないように指導することも必要です。複数サービスで同じパスワードを使いまわしていた場合、もし一つのパスワードが割り出されたら、他のサービスにも不正にログインされてしまう可能性があります。
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