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記述式問題でもデジタル採点ができるシステムが登場しています。どんな採点システムがあり、特徴を知ることは、選定時に参考になるでしょう。記述式問題でも対応できる採点システムをご紹介します。ぜひ選定のご参考にしてください。
採点師匠はAIを使って、記述式問題対策テストの自動採点ができるシステムです。対応可能な科目も幅広く、国語、数学、理解、社会など、網羅しています。作文や読解力が必要されるような「作者の意図について」といった問題でも対応可能です。
キーワードや文章が一部一致しているかどうかだけで見るのではなく、回答の大筋、文章の正しさも判定基準に含めて採点できます。すでに使用しているeラーニングとも連携できるため、成績管理、オンライン授業、入試研修でも活用できるのもポイントです。
YouMarkは、答案用紙をスキャン、画像データをブラウザ上で採点します。画像はクラウドサーバに保管されるため、パソコンさえあれば時間や場所関係なく採点可能です。並べて表示し、同じ問題を連続して採点できる串刺し採点もできます。
複数の採点者が同じ答案を確認し、採点結果が同じなら〇×が確定。違うと判定された場合は、責任者が判断し、採点ミスを減らす機能も搭載しています。マークシートと記述が混在している答案にも対応可能です。採点前の件数確認、採点後の得点入力も不要で、事務作業の負担軽減が期待できるのです。
Answer Box Creator Zは、解答用紙をスキャンし、パソコン画面上でスピード採点ができるシステムです。複数人分の同じ問題を同時に画面に表示し、ワンクリックで丸付けができる機能があるため、効率よく採点を行うことができます。
同じ問題の複数同時表示をを使えば、見直しの際にもまとめて確認することができるため、見直しの時間も削減することが可能です。マイクロソフトのTeamsを使ってペーパーレスでの答案返却もできます。
記述デジタル採点システムは、大学入試向けに構築している企業もあります。各受験者、一人ひとりの答案用紙を採点し、得点をパンチ入力する作業は時間的な縛りの中で合否判断が求められ、手間がかかる業務です。
その負担はスケジュールの問題もあり、解決が求められます。多くの企業で開発が進められている記述デジタルシステムは、採点と得点がデータ化され、採点に有する時間の短縮につながるのです。また、数学の問題のように答えを導き出すための過程も重要となる場合や、小論文でも対応できます。また、マーク式問題と併用できるものも多いのもポイントです。
従来なら、答案用紙を集め、原本に採点し、パンチ入力で得点化作業し、整合性の確認をしなければなりませんでした。記述デジタル採点なら、答案用紙画像を見ながら採点し、即得点につなげられます。答案用紙を紛失するリスクも減らせるのもメリットでしょう。採点漏れやパンチ入力ミスのようなヒューマンエラーも減らせます。
採点業務が効率化できれば、担当者の負担を軽減できるだけではなく、得点データの分析も容易になるのです。また、セキュリティを重視している製品もたくさんあります。たとえば、答案用紙にある受験者の氏名や大学名や試験名をマスキングできるため、サーバに情報が上がりません。
・お試し期間:無料有料に関わらず、導入前にトライアル期間があるかどうかを解説しています。
・弱点対策テスト作成:採点結果から、生徒のニガテを克服するための対策テストを作成できる機能の有無。データベースをもとに自動的に問題作成をしてくれるものもあります。
※導入前のお試し期間があり、採点結果の分析や弱点補強問題を作成できる機能を持ったシステムを選定しています(2020年10月2日調査時点)。
※各機能は追加オプションであり、基本料金には含まれていない場合もございます。